フラッシュフィットがソリッド仕様ではない、折り曲げタイプ仕様(古いタイプのブレスやRef.1171/1ブレスが該当)に多いのが、時計ケース本体とブレスを固定する、ばね棒(スプリングバー)がよくダメになるケース。
この「ばね棒」は、文字通り収縮する棒のことです。
棒の中間部がチューブ式になっていて、その中に入っているスプリングが両端のピンを外へ押し出すことにより、ピン先が時計ケース側の小さな穴にはまり、ブレスを固定します。
このチューブの先端部分が案外モロいのです。
何かの拍子でブレスが引っ張られたりすると、チューブの先端が裂けます(写真赤円部分参照)。
私も過去に何度か、ばね棒の破壊によりブレスが時計本体から外れ、スピマスを地面に落としそうになって焦ったことがあります。
このばね棒は、ブレスレットとクラスプの連結にも使用されていますが、ケースとブレスレットを連結しているばね棒とは長さが異なるために流用がききません。
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左側が時計ケース連結用ばね棒。
右側がクラスプ連結用ばね棒。 |
折り曲げタイプのフラッシュフィットは、ばね棒を通す部分のクリアランスが広いため、ブレスを強い力で引っ張ったりすると、ばね棒自体にかなりの力が加わります。
因みにこのばね棒は、ヤフオクなどのオークションや近所の時計修理屋などに行けば簡単に入手可能です。
特にメーカー純正、という決まりもなく、大抵はどの時計にも装着可能です。
オークションなどでは、各サイズのばね棒を何本かセットにしたものを数百円程度で販売しているようです。